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営業保証金を供託しておく必要がなくなったときは、供託してある営業保証金を取り戻すことができる。
これができるのは、免許が効力を失ったとき、免許を取り消されたとき、一部の事務所を廃止し営業保証金の額が所定の額を超えることとなったとき主たる事務所が移転し新たに供託しなければならないときである。
取戻しは、その理由が発生すれば直ちに可能となるのではなく、還付請求権を有する者に対して6ヶ月以上で定めた期間内に還付の申し出をするような広告することを要件とし、その期間内に申し出がなかった場合に取り戻すことができる。
ただし、営業保証金を取り戻すことができる事由が発生してから10年を経過したとき、及び主たる事務所の移転に伴う場合は広告の必要はない。
尚、金銭による供託分については、営業保証金を取り戻すことができる事由が発生してから10年を経過すると、時効により取戻しができなくなる。