欠損
剥落(はくらく)、欠け(かけ)等と同意語。
外壁の仕上げがタイル張りであったり、モルタル塗りであったりする場合、それらの仕上げの一部が躯体コンクリートから剥離して、遂にはそれが落下して思わぬ人身事故になることもある。とくに大雨や台風の直後や小規模の地震の後などのほか、気温が急激に変化した翌日など天候が著しく変化したときに剥落が起こる場合が多い。欠損はまず庇の先端や軒先、バルコニーの鼻先など建物の異形部分にまず発生し、次いで壁、一般部分に広がっていくことが多い。欠損部分の補修にはエポキシ樹脂モルタルやポリマーモルタル等が用いられる。